5月3日
大仏次郎(おさらぎじろう)の著書、
「猫のいる日々(徳間文庫)」を読んでいます。
(動機は前々回の絵日記を参照)
昭和初期から戦中戦後に書かれた
猫をテーマにした短いエッセイ集。
生涯飼い猫を10匹以上きらすことは
なかったというだけあって、猫に対する
視点が豊かで読みごたえがあります。
また、本の良さは、生きる時代の異なる人の
感性に触れられることと再確認しています。
今どきのペットとの接し方とは異なる
人と猫との関係の中に、
かえって今と変わらぬものがあることに
うなずきながら読めます。